
いつの間にかお金が無くなっていて、貯金がいつもカツカツなんだけど、どうすればいいんや??
子供の教育費や家賃(住宅ローン)、電気代、食費、日用品費など資金に対する不安が多い40代。家計管理は真剣に取り組まなければならない課題です。
でも、『家計簿つけるの面倒。。レシートをたくさん保管するのもイヤ!』
そんなあなたにおすすめなのが「エクセルの家計管理」です。



パソコン初心者でもカンタンに管理できるので大丈夫!
この記事では、パソコンに詳しくない人でもエクセルでラクに家計管理できる方法をわかりやすく解説するよ!
- エクセルを使ってカンタンに家計簿をつける方法が分かる
- 家計簿により、収支が一目で分かり、改善すべき課題が見える
- 自分の手で家計簿を記録していくことで振り返りができて、収支をより良くしようとする気持ちが沸いてくる


エクセルで家計管理する方法は?


エクセルを使って支出と収入を分けて、収支を見えるようにしていきましょう。
エクセルのソフトがパソコンに入ってない場合は、GoogleのスプレッドシートでもOKです。Googleアカウントを持ってれば、誰でも使えます。
Googleのサイトを開いて、Googleアプリ内にあるスプレッドシートを開きます。




エクセルまたはスプレッドシートを開いたら、収支を分別していきます。
まず支出には大きく分けて『固定費』と『変動費』がありますので、仕分けします。
- 固定費⇒ 家賃や電気代、通信費など毎月定額を引き落とされていくもの
- 変動費⇒ 食費、ガソリン代、娯楽費など毎月異なる額が消費されていくもの
支出(固定費、変動費)を仕分けして、追加で収入を記入します。
●支出
- 固定費と変動費を分ける⇒ 自分から使っていく変動費、自動で使われていく固定費を意識
- 固定費を洗い出す⇒ 家賃、電気、水道、ネット回線、保険、教育、サブスクなど
- 変動費を洗い出す⇒ 食費・日用品、ガソリン、娯楽、飲み代、その他など(あまり分けすぎない)
〇収入
- 給料とか、その他収入を記入



記入するっていっても、使用履歴なんて記録してないわ!
と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
日々の支払いをクレジットカード払いに集約すれば、利用履歴が自動的に記録されます。現金払いと違ってその都度レシートの金額を入力する必要はありません。
スマホやパソコンでクレジットカードの利用履歴を確認できます(スマホの場合はアプリ、パソコンの場合はブラウザで確認可能)。



手軽さで言うと、スマホのアプリでの確認がオススメだよ♪
パソコンのブラウザで確認する場合は、クレジットカードの利用履歴はエクセル出力(CSV出力)が出来るので、入力の項目が多い時はパソコンを使いましょう。
ここでは楽天のクレジットカード(楽天カード)を使用した場合のエクセル入力方法を解説します。
スマホでの支出確認方法
楽天カードアプリを開いて楽天会員IDでログインすると、クレジットカードで決済された支払金額が自動で記録され、各月の支払い履歴が確認できます。


楽天カードアプリでログインして、家計を確認する方法の詳細については、以下の記事で紹介していますので、確認方法に迷った時は参照してください。


パソコンでの支出確認方法
インターネットブラウザで『楽天e-NAVI』と検索して、以下のログインサイトに移動してください。
楽天e-NAVIのログイン画面になりますので、楽天会員IDを入力してログインすると、楽天 e-NAVIのTOP画面に移動して、各月の明細が見れます。
『明細コピー用』のボタンを押すと、各月の明細全てをエクセル(CSV)で出力できます。


エクセル出力した明細は、こんな感じになります。


楽天 e-NAVIでログインして、家計を確認する方法の詳細については、以下の記事で紹介していますので、確認方法に迷った時は参照してください。


エクセルで入力する際、一部固定費の支払いや飲み会の割り勘、バスや電車などの交通費などクレジットカードで支払いできないものは、レシートを取っておいたり自分で銀行の引落し履歴を確認して、月末にまとめて記録するようにしましょう。
大部分の支払いをクレジットカードにして、現金払いはほんの少しだけという支払いの方法にすれば、家計管理が億劫にならず、管理するモチベーションが上がる事マチガイなしです。



大部分の支払い履歴は、クレジットカードアプリに自動記録されてるから、現金払いの項目はほとんど無くなるよ♪



コレならワシでも挫折せずに記録できそうやわあ♪
エクセル家計簿のフォーマットは?
著者が実践しているエクセル家計簿のフォーマットはこんな感じにしています。


家計簿アプリ(今回は楽天カードアプリで解説)やパソコンのブラウザ(今回は楽天 e-NAVIで解説)の収支データをフォーマットに入力していきます。
入力が完了すると、固定費と変動費の合計が計算されるように式が入っています。合計を出すための計算式(関数)は、『=SUM(』 (合計)を使用しています。使用する計算式はこれだけで充分です。
エクセルの関数に詳しくない人でもカンタンに管理できます。
エクセル家計簿のフォーマットが決まったところで、見やすいエクセル家計管理表を作る方法について、項目ごとに解説しますね。
エクセルで家計管理『固定費の管理』


固定費は項目がほぼ決まっているので、リストアップします
埋もれいているサブスクも、クレジットカード決済で支払いされてれば、洗い出しはラクに出来ます。
- 家賃
- 保険料
- 電気料金
- 水道料金
- ガス料金
- 通信(スマホ、ネット回線)
- サブスク
- 他
我が家では家賃(住宅ローン)と生命保険が銀行引き落としなので、スマホでネット銀行にログインし、支出の履歴を確認して記入していきます。


続いてネット回線の料金がクレジットカード払いなので、楽天カードアプリの支払い履歴を確認してエクセルに記入します。


エクセルで家計管理『変動費の管理』


変動費は、細かく分けるとキリがないので、ほどほどに分けます。
支出の項目が多い場合は、この段階で仕分けの数が多くなってイヤな気持ちになるかもしれませんが、支出の内容を把握することが重要なので、ここはちょっとがんばってください。



変動費の支出仕分けは、物が多い人が断捨離する時に物を一か所に全部出して、全体像を把握するのと似ているよ
全体が分かった上で、要・不要を判断するんだ



そっかあ
物も支出も全体を把握するのに、いったん全部洗い出すのが大切なんやね♪
また変動費に関しては、自分の意思次第である程度調整できる費用でもあります。
記入する項目が少なくなれば当然家計簿の記入もラクになるというメリットがありますので、変動費の浪費を抑えてお金の節約とエクセル入力にかける時間の節約を両立できるようにがんばりましょう。



変動費の支出項目が最適化されて減ってくればこっちのものだよ
家計管理にかける時間も減って、お金も節約できる
一石二鳥だね♪
変動費の項目分けの方法は人それぞれ好みがあるかと思いますが、ここでは我が家で実践している項目分けについて解説します。
仕分けしてみて、微調整しながら自分のやりやすい分け方に最適化していってください。
- 『日用品・食品』 自炊するための食材、生活必需品(日用品)
- 『健康・美容』 通院、薬、ヘアカット
- 『ガソリン代』
- 『自動車』 自動車整備 自動車税、車検など
- 『旅行代』 移動の交通費、ホテル代、旅行で使った娯楽代など
- 『飲み代』 友人や会社同僚と飲んだ時の費用
- 『その他』上記の項目以外のもの(雑貨、家具、特別費など)は全てこの項目に入れる
クレジットカードの履歴を確認してエクセルに記入します。


記入していけば、合計額が自動で計算されるので、記録を見ながら入力していきます。
カテゴリーによらず高額な支出に関しては、メモ機能を使って記録しましょう。


エクセルで家計管理『収入の管理』
収入は、会社員の方なら『給与収入』がメインだと思いますので、記入してください。
他に収入がある場合は、追加で記入してください。


エクセル家計簿が完了した後の振り返り


一通り記入が完了したら、家計簿の中の支出 (固定費と変動費)、収入を見返してください。
収入に対して支出が多い場合は、どの支出が多いのかを確認します。


- 生命保険など過剰に加入していないか
- ほとんど使っていないサブスクに入り続けてないか
- 通信費(ネット回線、スマホ回線)の支出は過剰でないか
固定費については、契約が継続している限りは勝手に口座から引き落とされてしまいますので、ムダと思わしき支出があれば、解約などして削ることができそうか検討してみてください。
支払いが減額できるかもしれない支出(例えば家賃交渉、スマホやネット回線変更、サブスクプランの変更・解約など)があれば、トライしてみましょう。



固定費改善でオススメなのは『スマホ回線変更(SIMフリーの格安SIMへ変更)』や『余分に入っている生命保険の解約』かな



スマホのプラン変更とか、保険の見直しかあ。。手続するの面倒そうやけど、家計の改善効果は大きそうやね
固定費の改善は、解約や変更手続きなど面倒な作業がありますが、支払い額が大きい傾向にあるので、見返りは大きいです。一時的にキツイですががんばってください。
改善できた固定費の分だけ家計がラクになって、自分のための支出に充てられるようになります。
- 外食、飲み会の量を調整できないか
- ファッションアイテム、雑貨など衝動買いを調整出来ないか
- 日用品や食材、調味料の過剰ストック
変動費は自分の意志力が試される支出です。
メンタルが不安定な状態だと、ストレス発散のために高価な服や装飾品など買ってしまったり、暴飲暴食したりと浪費に走りがちになります。
逆にメンタルが満たされている状態だと、現状の生活に満足しているので浪費する気持ちがほとんど発生しなくなります。
自分の現状のメンタルと相談しながら、どこまで支出を調整できそうか考えてみましょう。



変動費を調整するには、メンタルをコントロールするのが大事だよ



つねに情緒不安定なワシに出来るやろか。。
でも、がんばってみるか。。
交際費など人間関係がからむ支出については、外食・飲み会など誘われると断れずにあれこれと会合に参加してしまいがちですが、当然ながら会合に参加した分だけ支出は増えて貯金は減っていきます。
『交際費の振り返り』イコール『人間関係の振り返り』という事で、自分にとって本当に大切な人たちを振り返ってみましょう。何でもかんでも誘いを断りすぎるのもオススメできませんが、何となくの流れで参加している会合などからは、徐々に距離をおいてみましょう。



いろいろな人間関係があると思うけど
お金も時間も有限だから、自分の大切な人たちに使って行こうね
在庫の過剰ストックについては、日々の整理整頓がなされておらず在庫の状況が把握できていない事から起こる現象です。
週末など時間の余裕のある時にザックリとでもいいので置き場所の整理をして在庫状態が一目で分かるようにしておきましょう。
在庫整理をするのが習慣になると、買い物も必要な物だけを買うことが習慣になって浪費はかなり減りますよ。



物を管理できるようになると、お金も管理できるようになってくるよ
支出を振り返ってみてムダが分かったら、次月には削る努力をしてみましょう。
ここではエクセルでたくさんの支出項目をカンタンに記録する方法を解説していますが、そもそも支出の項目が少なければ家計簿をつけるのがラクになりますので、ムダな支出は改善していくようにしましょう。
【40代夫婦必見】エクセルで始める簡単家計管理まとめ


日々の固定費、変動費の支払いをクレジットカードなどキャッシュレス決済メインにすることで、支払い履歴は自動記録されてスマホアプリやパソコンのブラウザで履歴が見れるので、エクセル、スプレッドシートにカンタンに記入できます。
記入後の家計簿を振り返って、固定費や変動費の最適化していきましょう。
- 生命保険など保険で保証を調整できないか
- 明らかにムダなサブスクに入り続けてないか
- 通信費(ネット回線、スマホ回線)の支出は過剰でないか
- 外食、飲み会の量を調整できないか
- ファッションアイテム、雑貨など衝動買いを調整出来ないか
- 日用品や食材、調味料の過剰ストック
固定費は引落し額が大きい傾向があるため、削れると効果は大きいですし、変動費は自分のメンタル状態で支出がブレやすいですが、自分のメンタルが安定してきて支出が計画的にできるようになってくれば支出はある程度コントロールできるようになります。
自分なりのやりやすい家計管理方法を確立していきましょう!
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