【初心者40代50代向け】楽天アプリ『iGrow』の使い方を徹底解説

「資産運用に興味はあるけど、何から始めればいいか分からない…」
「証券口座は開設したものの、アプリの操作が難しそうで放置している…」

などのお悩みはありませんか?

そんなあなたには楽天証券から満を持して登場した新投資アプリ『iGrow(アイグロー)』をオススメします。

『iGrow』は、「誰でも」「カンタンに」「安心して」投資を始められるように考え抜かれて設計されています。
直感的な操作性、AIによるパーソナルなアドバイス、そしてあなたの目標達成を強力にサポートする機能の数々。資産運用初心者のあなたでもきっと使いやすさを実感できるハズです。

この記事を読んで頂ければ、楽天証券アプリ『iGrow』に対する理解がかなり深まりますので、ぜひご覧になってください。

この記事で分かる事
  • 楽天証券アプリiGrowの全貌
  • iGrowを使った「投資信託」の始め方・買い方
  • 実際に使って感じたiGrowのメリット・デメリット
  • あなたの資産を「見える化」するiGrow活用術
目次

この記事を書いている人

alt"この記事を書いた人"

楽天証券アプリ『iGrow』とは・・?

alt"iGrowとは?"

iGrow』は、楽天証券が2025年にリリースした最新の投資アプリです。従来の「iSPEED」が中級者〜上級者向けであるのに対し、「シンプル・直感的・初心者ファースト」をコンセプトに開発されています。

主な特徴は以下の通りです。

iGrowの特長
  • 初心者でも分かりやすい操作画面(株価やチャートをワンタップで表示)
  • 直感的で見やすいポートフォリオ(資産配分)
  • 一目で分かる資産推移
  • 各人の状況に合わせた銘柄を自動的に提案(投資初心者でも選びやすい)
  • 積立投資の設定もアプリ一つで完結

このように、投資初心者が「まずは小さく始めたい」と思ったときに最適な環境を提供しているのが『iGrow』です。

iGrowは、楽天証券口座を持っていればアプリでダウンロードしてすぐに使う事が出来ます。

ここでは、ダウンロード後に押さえておきたい初期設定の流れを解説します。


楽天証券アプリ『iGrow』の基本操作

alt"iGrowの基本操作"

ログイン
楽天証券の口座を開設済みであれば、ユーザーIDとパスワードでログイン可能。未開設の場合は、アプリ内から口座申込ページへ遷移できます。

alt"IGLOWログイン1"
alt"IGLOW使い方2"

ポートフォリオ・資産推移の作成
自動的に購入した銘柄のポートフォリオ(資産配分)が円グラフで作成されます。これが非常に見やすいんです。
評価損益も表記されているので、どのくらい増えているか一目で分かります。

alt"資産配分グラフ"

入出金
『マイページ』から入出金ができます。

入出金は手動で出来ますが、マネーブリッジの設定が完了していて楽天銀行に残高があれば自動で入出金してくれるので、構う事はあまりないと思います。
外国株を購入する場合のみ入金作業が必要になるので、ご説明します。

alt"楽天証券入金作業2"

資産運用に慣れてきて、外国株を購入することになったら、ご参照ください。

商品の注文方法

iGrowアプリでは『商品名を入力して検索』、『ランキングからの検索』、『かんたんまとめ買い』という大きく分けて3つの方法で投資信託を購入できます。
『かんたんまとめ買い』では、2つ以上の投資信託をまとめて購入、積立が出来る便利なサービスです。

『かんたんまとめ買い』については お任せでセット注文できる一方、セットの中にはリスクが高くて手数料 (販売手数料、信託報酬、信託財産留保額など) が高い商品も交ざっているので注意が必要です

個人的にオススメなのは、優良な投資信託を自分で選んで積み立てていく事です。
投資すべき商品が分かっていれば、自分で検索して選べますので、チャレンジしてみてください。

オススメの投資信託は『eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)』という商品になります。
全世界の優秀な株式にまるっと投資できる優れモノです。

手数料も保有資産額の0.1%未満です (信託報酬が保有資産あたり 0.05775%かかるのみ)。

eMAXIS Slim以外にも『オールカントリー』の投資信託はありますが、運用額が他のオールカントリー投資信託を大幅に上回る ”7兆円”もの資産規模であり、安心感抜群なので、eMAXIS Slimをオススメします。

積立と購入がありますが、一度積立設定をしてしまえば、後は月一で定期的に投資信託が自動購入されて便利なので、資産運用を始めて間もないあなたは『積立』で購入することをオススメします。

iGrowアプリを使った積立での購入手順を解説します。 
『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』を、NISA口座で毎月3日に5000円 積立てします。

alt"IGLOW投資信託積立方法1"
alt"IGLOW投資信託積立方法2"
alt"IGLOW投資信託積立方法3"

暗証番号入力し、『設定する』を押した後、画面内に『完了しました』と表示されたら注文完了です。

注文完了後、『積立』の画面にある『毎月の設定額』で積立設定状況を確認できます。


旧アプリ「iSPEED」との違い

楽天証券の従来アプリ「iSPEED」との違いを整理すると以下の通りです。

つまり、『iGrow』は「投資をこれから始めたい人」が安心して利用できる入門用アプリという位置付けです。

項目iSPEED
iGrow
主な用途株式取引中心の資産形成投資信託中心の資産形成
対象ユーザー中級者〜上級者
株式、上場投資信託(ETF)など積極売買する人
初心者
投資信託による積立投資を主として購入し、長期資産形成を考えている人
操作性やや複雑なインターフェイス
カスタマイズ性は高い
直感的に操作できるシンブルなインターフェイス
取引できる商品上場投資信託(ETF)、株式(現物、信用)
FX、先物、オプション
投資信託のみ
チャート分析機能分析ツール多数あり
・トレンド(移動平均線、ボリンジャーバンドなど7種)
・オシレータ(出来高、RSI、MACDなど9種)
分析ツールなし
カスタマイズ性高い(指標の選択、市場ニュースの付与、銘柄検索、お気に入り銘柄登録など)低い(ポートフォリオ閲覧の調整など)
情報提供多い (四季報、トウシル、日経テレコン、バロンズダイジェストなど)少ない (トウシル、ロイターなど)
AIサポートAI銘柄分析あり銘柄提案機能あり(かんたん積立診断機能)
利用料無料無料
動作環境iPhone/AndroidiPhone/Android

『iGrow』のメリット

alt"iGrowのメリット"

『iGrow』は投資に必要な機能をシンプルにまとめており、以下のような操作が可能です。

iGrowメリット
  1. 直感的でシンブルな操作性
  2. 資産がグラフ表示で分かりやすく、管理しやすい
  3. 取引画面が分かりやすく、売買がしやすい
  4. お気に入り銘柄を登録できる
  5. カレンダーで月のイベントが一通り把握できる
  6. ニュースへのアクセスが簡単 気になるニュースをクリップできる
  7. 主要な指数(日経、TOPIX、SP500など)が一覧で見れる

メリット①:直感的でシンブルな操作性

iGrowアプリでは、主に『資産』『探す・注文』『FEED』を使用することが多いですが、どの項目でも分かりやすくて操作に迷うことはほとんどないでしょう。
投資初心者でも安心して使える仕様になっています。


『資産』の項目では、ポートフォリオ確認以外にも、資産の推移や配当・分配金の入手状況も見ることができますよ。

投資信託を購入する時も、『かんたん積立診断』というあなたにオススメの投資商品を判断してくれるサービスもあります。

メリット②:資産状況がグラフ表示で分かりやすく、管理しやすい

iGrowでは、資産の割合(ポートフォリオの)表示はもちろん、評価損益や資産の分類、分類された資産ごとの評価額および資産の増減推移も見ることができます。
しかもグラフが分かりやすく色分けされており、大変見やすくなっています。

alt"資産配分、推移"

資産のグラフだけでなく、配当金の入手状況も月ごとの推移が確認できます。これも分かりやすい。
国内株配当、海外株配当の様に絞り込んで入手状況を確認することができて、管理しやすいです。

alt"配当金の推移"
alt"配当絞り込みの図"

メリット③:取引画面が分かりやすく、売買がしやすい

iGrowによる取引のやり方は、とても簡単です。
『探す・注文』の項目で『積立』を選択して、購入したい商品を検索します。
出てきた商品を『積立』ボタンを押して、月の積立金額を設定して購入設定すれば、購入は完了です。

alt"投資信託を購入"

購入金額も100円単位から購入でき、さらには楽天ポイント(通常ポイント)も使えるので、気軽に投資信託の購入を検討してみてください。

メリット④:お気に入り銘柄を登録できる

iGrowアプリでは『資産』の項目で目を付けている投資信託を『お気に入り』登録することができます。

やり方は『探す・注文』画面で該当の投資信託を検索して『お気に入りに登録』を押せば登録完了です。カンタンですね。
気になる投資信託があったら、お気に入り登録してみましょう。

alt"お気に入り登録1"
alt"お気に入り登録2"

メリット⑤:カレンダーで月のイベントが一通り把握できる

iGrowでは、所定の月のイベントや、個人で売買している投資信託など商品の約定日などがカレンダー形式で見れる様になっている。この機能も見やすくてオススメします。ぜひ活用してみてください。

alt"iGrowカレンダー機能"

メリット⑥:ニュースへのアクセスが簡単

iGrowでは、『FEED』の項目で色々な情報媒体で手軽にニュースを見ることができます。
政治・経済ニュースであれば『ロイターニュース』、投資や資産形成であれば『トウシル』『楽天証券』などがオススメ。

気に入ったニュース、後でみたいニュースがあった場合は『クリップ』して保存しておくことができます。後でマイページ画面から保存したニュースをもう一度見ることができます。

alt"iGrowでニュースを見る1"
alt"iGrowでニュースを見る2"

メリット⑦:主要な指数(日経、TOPIX、SP500など)が一覧で見れる

iGrowアプリのFEED画面でマーケットボタンを押すと、国内・海外の株価指数一覧が出てきます。
マーケット状況を手早く確認したい時にご活用ください。

『iGrow』のデメリット

alt"iGrowのデメリット"

iGrowは初心者に優しい資産運用アプリであり、あまり大きなデメリットはありませんが、注意すべき点や今後に期待したい点がありますので、解説します。

iGrowのデメリット
  1. 購入できるのは投資信託のみ
  2. 『かんたんまとめ買い』では、手数料の高い商品提案もある

デメリット①:購入できるのは投資信託のみ

現時点では、iGrowアプリで取引できるのは投資信託のみです。

alt"iGrowデメリット1"

将来的には国内外の株式やETFが取引できるようになることを期待しましょう。

デメリット②:『かんたんまとめ買い』では、手数料の高い商品提案もある

『かんたんまとめ買い』は、おすすめ投資信託のセット販売をしてくれる便利な機能です。
しかし、投資商品のラインナップの中には、割高な投資信託を含んだ商品も入っています。

もちろん商品の懸念点も理解したうえで購入する分には良いと思いますが、知らずに割高な投資信託を購入させられているというのはイヤですよね。。。

購入の際に読む『目論見書』を良く確認して、手数料が低くて優良な投資信託のセットを選んでいきましょう(優良な投資信託であれば、手数料は0.1%前後の商品が多い)。


『iGrow』を使いこなすためのコツ

alt"iGrowの活用方法"

アプリをただ使うだけでなく、効率的に投資を進めるためのコツを紹介します。

iGrowを使いこなすためのコツ
  1. 『かんたんまとめ買い』『ランキング』をそのまま鵜呑みにせず、必ず自分でも確認する
  2. まずは楽天ポイントで少額投資を体験する
  3. 通知設定で相場の変動を見逃さないようにする

『かんたんまとめ買い』『ランキング』をそのまま鵜呑みにせず、必ず自分でも確認する

iGrowでは、『かんたんまとめ買い』や『ランキング』でオススメの商品が自動的に表示される便利な機能があります。しかしランキングが1位だからといって、必ずしもそれがあなたにとってオススメの銘柄とは限りません。

商品の目論見書の内容をしっかり確認して、自分で納得した上で商品を選ぶようにしましょう。
目論見書は内容が細かいため、最初は理解に苦しむことが多いかもしれません。そんな時は、YouTubeなどSNSを活用して、商品に関して勉強することをオススメします。

えるきち

商品に関して勉強するのはめんどくさいわあ。。。


というあなたは、以下のポイントだけ確認してください。それだけでもハズレの商品に引っかかる確率は減ります。

目論見書で確認するポイント
  • 日本を含む先進国メインのインデックスの投資信託であるか
  • 購入手数料、信託財産留保額は無料でかつ、信託報酬は0.1%程度であるか(好ましくは0.1%未満)
  • 騰落率は、先進国の投資信託と比べて大きな乖離が無いか


日本を含む先進国メインのインデックスの投資信託であるか

alt"目論見書で抑えるポイント1"

この投資信託は、全世界の株式インデックス(MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス)に連動しているという事が分かります。

購入手数料、信託財産留保額は無料でかつ、信託報酬は0.1%程度であるか(好ましくは0.1%未満)

alt"目論見書で抑えるポイント2"

購入手数料、信託財産留保額(商品を売る時に発生する手数料)は無しなのでOKで、信託報酬も0.1%未満でリーズナブルなので、OKです。

騰落率は、先進国の投資信託と比べて大きな乖離が無いか

alt"目論見書で抑えるポイント3"

騰落率というのは、特定の期間で株価が『最高で何%上がったか』『最低で何%下がったか』『平均で何%上がったか』を示すグラフです。

上のグラフだと該当の商品(当ファンド)の騰落率は最高56.0%UP、最低で11.9%DOWNし、平均では19.7%UPしているという結果になっています。

先進国と比べてみると、最高65.1%のUPに比べると若干成績は落ちますが、その分最低14.7%のDOWNに比べて下落率が少なく、リスクが抑えられてるのが分かります。
結果としては、このファンドは先進国株ファンドよりもローリターンではありますが、ローリスクで手堅い商品という事になりますので、運用対象としては優良と言えます。

目論見書を見るポイントがつかめてくれば、自分で商品の良し悪しを判断できる様になりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

まずは楽天ポイントで少額投資を体験する

えるきち

資産運用するにしても、いきなり現金を投資するのは怖いわ。。。

というあなた。
iGrowではポイント投資ができますので、まずは楽天市場でお買い物してゲットした楽天ポイントを使って資産運用してみましょう。
ポイントでの運用であれば、現金をリスクにさらすことなく投資信託が買えます。

ポイント投資の結果を見て、投資信託の値動きに慣れてきたら少しずつ現金を運用に回していってみましょう。

FEED機能を活用して相場の変動を見逃さないようにする

iGrowの『FEED』機能は、フォローしているチームから幅広いニュースや有益情報を入手できる素晴らしい機能です。

正直なところ、優良な投資信託(emaxis slimオールカントリーなど)を積立設定さえしてしまえば、ニュースを見なくても、長期的にある程度の運用成績を上げられる可能性は高いでしょう。

しかし、だからといって経済のニュースを全く見ないというのもオススメできません。
日々の経済動向を把握していきながら あなたが納得して運用している方が、突発的な株価暴落が発生した時に動揺することなく、腰を据えて長期目線で運用を継続できると思います。

最初は、ニュースを見ても理解できない事が多くてイヤになってしまうかもしれませんが、YouTubeで経済ニュースを分かりやすく解説している方がたくさんいらっしゃるので、合わせてチェックしていくと理解できるスピードが上がるでしょう。

ぜひFEED機能をチェックする習慣を身につけて自分のスキルも資産と同様に積み上げていきましょう。


『iGrow』の使い方まとめ

alt"iGrow使い方まとめ"

本記事では、楽天証券アプリ初心者向け最新アプリ『iGrow』について解説しました。

分析ツールの使いやすさ資産管理のしやすさ取引のしやすさ情報へのアクセスのしやすさなど初心者にやさしい機能が満載です。 
無料でこれらの機能が使えるのはありがたいですね。

本記事を参考にしてiGrowアプリを活用し、資産形成に取り組むきっかけにしてください。

投資は自己責任となりますが、本記事が資産運用の一助となればうれしいです。

【重要】投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

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